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2021年 年頭のご挨拶
2021年の干支は「辛丑(かのと・うし)」です。
辛は、刺青をする針を表した象形文字です。思い悩みながら、ゆっくりと衰退していくことや、痛みを伴う幕引きを意味します。
丑は、手の指に力を込めて曲げた形を表した象形文字です。発芽直前の曲がった芽が種子の硬い殻を破ろうとしている状態を意味します。
以上から、「辛丑」は、緩やかな衰退、痛みを伴う幕引きと、新たな命の息吹が互いを生かし合い、強め合うことを意味します。
まさにコロナ禍にある2021年を表しているようです。干支を生み出した先人の知恵には感服するものがあります。
コロナ禍の収束が見通せず、現在は未だ「辛」の時期といえそうです。しかし、干支によりますと、この苦しい時期を乗り越えれば今年中に明るい兆しが見えるとのことです。
我々は、現在の困難な状況を受け入れ、粛々と責任を果たしながら仕事に打ち込んでいます。また、弊所でも在宅勤務を導入し、お互いに顔を合わすことができない日々が続いています。しかし、これを好機と捉え、所員間で可能な限りコミュニケーションをとり、より一層のチームワークの醸成に努めています。そして、「丑」に表された新たな命の息吹に備え、コロナ後の世の中の変化にフレキシブルに対応することができるようにリモートによる勉強会などで自己研鑽に励んでいます。
知的財産活動は、コロナ禍であっても将来のために休むことなく継続する必要があります。我々は、どのような状況であってもお客様の知的財産活動をサポートできるように万全の体制を整えています。
これから世の中が徐々に明るくなることを信じつつ、実りある一年を実現できるように所員一同で協力して満足頂けるサービスを提供するように努めて参ります。
2021年1月
オリーブ国際特許事務所
所長 藤田 考晴