NEWS
新着情報
<弁理士コラム>中小メーカー様からの発明相談事例を紹介します
オリーブ国際特許事務所では、常日頃ご依頼頂いているお客様だけでなく、ホームページの問い合わせページからも新規の発明相談を頂いています。
たとえば、「初めて特許出願をします」という中小メーカーX社様からのご相談では、自社製品の特徴を見つけて、さらに新製品開発に結びつけるという機会で、特許取得のお手伝いをさせて頂きました。具体的には、発明相談の後、弊所での特許調査、特許出願に向けた打合せをして、特許庁への出願を行いました。X社様の熱意もあり、打ち合わせは数回行って、これなら特許を取れるかもしれない、というところまで突き詰めました。
そして、特許庁での審査を経て、一度拒絶理由通知を受領したものの、先日、無事特許を取得することができました。
X社様は、同一機種の加工装置を30年以上製造・販売されていますが、作業者が男性から女性へシフトしているため、安全性や簡便性に優れた製品を提供したいと開発に取り組まれていました。
X社様の加工装置はロングラン製品で技術が成熟していたため、「新製品は特許を取れるほどの改良点ではないかもしれない」と心配されていましたが、打ち合わせを重ねることで、新製品の独自性を明確にすることができました。
特許庁から、特許取得可能との通知を受領した際には、社員の皆様が驚きと共に非常に喜んでいらっしゃったとのことです。
オリーブ国際特許事務所では、特許取得に慣れない中小企業の皆様にも分かりやすいサービスを提供すること心掛けていますので、お気軽にご相談頂けましたら幸いです。
弁理士 三苫貴織