プロフィール

河合 利恵Rie Kawai

弁理士登録 登録番号19611 (2014/4/9)
専門分野 特許・実用新案、意匠、商標、不競法
取り扱い業務 出願、拒絶査定不服審判、情報提供、異議申立、訂正請求、及び鑑定、出願前調査、侵害調査
外国業務(出願、中間、権利化後サポート)
技術分野 化学(有機化合物、無機化合物、高分子、医薬化合物、材料、触媒、環境化学)、生化学、バイオテクノロジー、ライフサイエンス、繊維・紙製品、機械
取扱い製品 複合材料、航空機部品、発電プラント、タービン部品、空調機、冷媒、船舶、プラスチック加工品、医療器具、医薬用組成物、核酸関連化合物、生活用品、太陽電池、燃料電池、リチウムイオン電池
学歴 1995年:名古屋大学理学部化学科卒業
2001年:名古屋大学大学院人間情報学研究科物質生命情報学専攻博士課程(後期課程)修了。博士(学術)。
 有機化学を専攻し、立体選択的合成用触媒の合成、機能性ヌクレオチド合成等に従事。化学的手法によるRNAオリゴマーおよび関連有用物質の高効率合成の研究により博士学位を取得。
職歴 2001年:日本学術振興会特別研究員(名古屋大学、Wayne State University (MI, US))
2003年:理化学研究所
2009年:バイオベンチャー企業
 上記研究所等にて機能性核酸の化学合成及び生化学実験、知財関連業務に従事。
2010年:オリーブ国際特許事務所に入所。
国際活動 AIPPI(正会員)
趣味 読書…乱読です。小説に限らず、サイエンス系の書籍、雑誌や雑学系の書籍も読みます。広く浅くいろいろなことを「知る」ことができることが楽しいです。
街歩き&人間観察…目的を1つだけ決めて電車に乗って出かけ、知らない街並みやお店をきょろきょろするのが好きです。
社会貢献活動 日本弁理士会 国際活動センター 欧州・アフリカ部(2016-)
欧州特許庁 常任諮問委員会(SACEPO) Working Party on e-Patent-Processメンバー (2021-)
IPAS(2021)
出身 愛知県豊橋市
河合さんの良いところ 外国案件の知識が豊富で丁寧に教えてもらえる(Fより)
何事にもまじめに取り組む姿を尊敬します(Mより)
専門外の技術分野でも柔軟に対応できる能力の高さに尊敬します(Nより)
周りの人に対する気づかいが素晴らしい(Kより)
ひと言 お客様の大切なアイデアを確実に権利化するお手伝いができるよう、心に情熱を持ちつつ冷静かつ論理的な思考で取り組むことを心がけています。外国案件を得意としています。主要国に限らず新興国も含めた各国法制度の動向に常に注目しています。

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インタビュー

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本日、2人目の女性ということでよろしくお願いします。どうして弁理士になろうと思ったのでしょうか。
(河合)
前職は研究職だったのですが、その業務の中で特許に触れる機会があり、だんだんと興味が出てきたため、思い切って転職しました。でも実は、この事務所には、初めは経理のパートとして採用されたんです(笑)
えー、そうなんですか!経理のパートから弁理士…。凄いキャリアアップですよね。
(河合)
前職在職中から弁理士試験の勉強は始めていて、退職後にいくつかの特許事務所には応募していましたが、業界未経験だったこともあってか、なかなか採用に至らずにいました。そんな中、転職エージェントからこちらの事務所を紹介されたことがきっかけで、初めて特許事務所での仕事というものに直接触れることができました。パートとして勤務する中で、元研究職に従事していたこと、英語が好きなことに気付いていただき、また仕事に対する姿勢なども見てくださったようで、2ヶ月の任期が切れるタイミングで、うちの事務所で技術系の所員として頑張ってみないかとご提案がありました。私としては、理系出身というバックグラウンドもですが、実際に働く様子を見て関心を持ってもらえて採用を決めていただけたことがとても嬉しかったですし、何より運が良かったです。試験に合格して弁理士になったのは、入社した後なんです。
入社されてから、弁理士になる方もいらっしゃるんですね。念願が叶って実際に技術系の仕事を始めた感想はどうでしたか?
(河合)
私には、飽き性の面も凝り性の面もあるので、ハマるととことん突き詰めます。また、私達が扱っている特許や意匠等は、全く同じ案件は二つと存在し得ません。逆に言えば、毎日違う内容の案件に触れることができるといえます。そういう意味で、結果的にこの仕事は、理系というバックグラウンドと、いろいろなことに広く浅く興味があって、飽き性かつ凝り性というの自分の性格の両方にマッチしているのだと思います。それはこの仕事を始めてから分かったことですので、その点でもラッキーでした。
バックグラウンドと性格が活かされた、理想の転職ですよね。今では、海外の化学案件も担当されているとのことですが…
(河合)
実は、オリーブは、化学案件の取り扱い件数がまだ少ないです。化学系の案件は、有機、無機、高分子、材料、バイオテクノロジーなど、扱う範囲が広いといった特徴があります。また、専門的な知識を有するお客様が多くいらっしゃるので、そういったお客様にも弁理士として付加価値のあるサービスを提供しなければなりません。もっと知識の範囲を広げたり化学系案件の力をつける必要があるな、と感じています。また外国への出願、外国からの出願を担当することが多いため、高い英語力も求められます。英語については日々苦戦していますので、もっと英語力を高めたいと考えています。あと、タイム・マネージメントが難しいです。先ほどお話ししたように、外国案件を多く担当しているため、例えば、アメリカ案件では時差を利用して、向こうの朝一番に指示書が到達するようにすることもあります。
経理のパートで入社したとは思えないです(笑)でも、こういった河合さんの真面目さ、勤勉さが評価されたんだろうなとお話していて感じました。充実した毎日が楽しそうですね。最後に休日の過ごし方について教えていただけますか。
(河合)
一人暮らしをしていることもあり、休日はいったん外出するとすっかりくたびれるまでお店を回っているかと思えば、一日中家にこもって一歩も外に出ないこともあります。仕事を持ち帰って考えることも、なくはないです。
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